福岡市早良区次郎丸の「新井眼科医院」|白内障、緑内障、神経眼科

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白内障・緑内障

白内障について

水晶体が加齢や外傷その他の理由により、白く濁ってくる病気です。点眼薬で改善することはありません。白内障の手術適応は視力だけではなく、コントラストやまぶしさの検査を行って総合的に決定いたします。手術は濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズという人工的なレンズを目の中に固定します。通常は10-20分程度で行われる手術ですが、スピードを競うような雑な手術は決していたしません。この手術も日帰りで行いますが、翌日来院いただいて、診察します。

緑内障について

緑内障はどんな病気?

目を触ってみると弾力があります。
この弾力性を眼圧といい、眼内を循環する房水という水の産生と排出のバランスで一定に保たれています。緑内障では房水が排出されにくくなって眼圧が上昇し、視神経が悪くなり、視野欠損や視力低下が起こります。

二つの緑内障のタイプ

緑内障は大まかに二つのタイプに分かれます。
ひとつは閉塞隅角緑内障で、房水の排出口が急にふさがって急激に眼圧が上昇し、視力低下と眼痛、頭痛を来して、放置すれば数日で失明に至ることもあるタイプです。
もうひとつは開放隅角緑内障といい、房水の排出口のフィルターが目詰まりして慢性的に眼圧が上昇するタイプで頻度の高いものです。
視野欠損は始めは気づかれず、自覚症状がでたときは狭くなっている場合があります。また検診や眼科受診で偶然発見されるということもあります。
最近では、眼圧は高くないのにこのような視野欠損が起こってくる正常眼圧緑内障という病気も多いといわれています。

緑内障の診断、検査

緑内障の検査は、主に眼圧・眼底・視野検査です。
これらの検査は外来で比較的簡単にできます。

緑内障の治療

眼圧を正常範囲まで下げ、視野欠損や視力低下が進行するのを食い止めることが基本です。
閉塞隅角緑内障ではレーザー光線で房水のバイパスを作り、眼圧を下げます。白内障の手術で改善される場合もあります。
開放隅角緑内障ではまず眼圧を下げる点眼を開始します。2種類以上の点眼を行う場合もあります。点眼が効かない場合は、手術を行います。
当院では房水を目の外に誘導する濾過手術とフィルターの目詰まりを取り除く繊維柱帯切開術という手術を使い分けています。白内障手術と同時に行うことも多いです。
治療がうまく行っても、一度失われた視野がもどることはありません。緑内障は早期発見、早期治療が大切です。